20代限界OL

超絶ズボラ女が日常のあれこれを垂れ流します。頑張って生きてます。

自称ジブリオタク:ラピュタについて語る女

こんにちは。お久しぶりです。
唐突ですが、私はジブリが大好きです。
といっても昔の作品が大好きで、ポニョ以降はそんなに…という感じなのですが。
どれが一番好き?と聞かれるととっても決めがたいんですが、、天空の城ラピュタ風の谷のナウシカハウルの動く城魔女の宅急便は特に好きですね。全然絞れてなくて笑う。どれも小さい頃からめちゃくちゃ観てるんですが、大人になった今見ると見方が全然変わるな~と。
で、さっき挙げた作品どれも本当に好きなんですが、強いて言えばラピュタが一番好きなので、今回はラピュタについて語っていきたいと思います。ネタバレ前提の記事になるのでご注意ください。そしてびびるぐらい長文です。ごめんなさい。

 

 

 

 

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ここからは私なりの解釈なども踏まえて記事を書きますので、違うだろ!と思ってもお許しください。

まず、ラピュタのオープニング、めちゃくちゃ好きなんです。なーんか印象的で頭に残るんですよね。セリフとかは一切ないけど、映像だけで語られてて面白い。
小さい頃は意味も分からずあ~なんか流れてるな~ぐらいの気持ちで観てましたが、改めて観ると、これってきっとこれまでの世界の流れ(歴史)を表しているんじゃないかなあと。女性がふーっと雲に向かって息を吹いてるシーンがあるけど、あれは神様的な存在なのかな…。人間は空中帝国を作り上げて生活しているけど、やがて崩壊して人々は地上に戻ってくる…みたいな話になっているかなと。
このオープニングだけでもう考察しがいがあって面白い。

そしてまた本編に入っていくわけだけど、パズーとシータがもう素直で可愛らしいこと…。年齢は明確にされてないみたいだけど、他のサイトを見てみるとおそらく13歳ぐらいなのかな。中学1年生にしては二人ともしっかりしすぎている。。素晴らしい。お互い親がいないから、しっかりせざるを得なかったのかもしれないけど。
シータはドーラ一家とムスカ達の両方から追われていて、パズーと一緒に逃げるわけだけど、パズー優しすぎんかね?急に空から降ってきた見ず知らずの女の子を助けてあげるなんて。。本気でパズーみたいな人と付き合いたい(というか結婚したい)。
まあ結局パズーとシータはムスカ達に捕まってしまって、シータはムスカに脅されてパズーを救うために嘘をついて帰らせるけど、10代前半の子がこんな健気なことをするなんでもう涙。自分はどうなるかもわからないし不安が大きいだろうに、こんなことできる???切なすぎる。
そしてパズーは敵だったドーラ一家と協力してシータを助けにいきますが、ここからが本当に名シーン。私はここがラピュタの中で一番好きなシーンです。名シーンの前にまずロボットがシータがつぶやいた呪文で目を覚まして暴れまわる場面、これ小さい頃はロボット本当に怖かったけど、あれは主人(シータ)を守るためにしていた行動なんだと思うと、またこれ泣けてくる…。シータに手を伸ばすロボット、シータもロボットは自分を殺そうとしているわけではなくて、むしろ助けようとしてくれていることに気づく。けど、軍隊によって破壊されてしまう。。ここのシータの「パズー!!!」と叫ぶ悲痛の声は心苦しい。そして私が一番好きな、シータを助けに行くシーン。ここ、BGMもずば抜けて好きだしかっこいいし、観ている側も興奮してくる。一回ドーラに石が当たっちゃって気絶して海に落ちかけるけど、パズーの「あがれえええええええ」の声とともにドーラが目を覚まし、ギリギリのところでフラップター(ドーラとパズーが2人で乗ってる乗り物)が上がる。めちゃくちゃマニアですが、この上がるところのBGMが転調して高揚感が増すんです。その後のドーラのセリフ「最後のチャンスだ、すり抜けながらかっさらえ!」→パズー「はいっ!!!」がもう最強にかっこいい。ほんで見事にパズーがシータの名前を叫びながらシータを抱きかかえて逃亡成功。興奮がとまらない。その後ドーラの子分達が煙幕まいてるのも協力しあえてる感じが伺えて好き。きっとこのシーン好きな方も多いのではないでしょうか…。

場面は変わって、パズーとシータはドーラ一家と一緒にラピュタを目指すことになるわけだけど、ここはちょっとコミカルさがでてきますよね(笑)
シータの様子を伺いにくる子分達が可愛いし、みんなシータのこと好きなんだなと(笑) 特にちょびひげのルイが愛おしい。シータのことガン見して「…良い」っていうのがおもろすぎる。思わず推しが尊すぎて声にでちゃったんだよねわかる。私の妄想だけど、これまで海賊としてやってきて女の子と接する機会なんてあんまりなかったから(ドーラくらい)初めて自分達の身近に女の子がいる環境ができて嬉しいというかそわそわしてるんかなって思いました。

その後、夜中にパズーが見張り番をすることになり、シータは見張り番をしているパズーのもとへ向かうけど、ドーラはぐーすか寝ていると見せかけて起きてるという。そして二人の密会を盗聴するところ、小さい頃はドーラこんなことするねん!って思ってたけど、今考えれば、もともとパズー&シータとドーラ一家は敵同士だったわけで、いろいろあって急遽一緒にラピュタを探すことになったから、そりゃまだ信用度は低いよね。子どもだし、何を企んでるかわからないし。まあでもドーラが心配しているのも束の間、まったく心配する必要もなくて、ラブラブな雰囲気な二人が垣間見えて、ドーラだけじゃなくて子分達もその二人の様子を盗聴していましたと。(笑) ここでパズーとシータの絆もさらに深まったのかな。シータは間違いなくここでパズーに惚れてるし、というか既に自分を助けに来てくれてるだけで絶対好きでしょ。これで好きにならん女はおらん。

と、いい感じの雰囲気になっていたところに、ムスカ達が載っているゴリアテの姿が見える。パズーが発見するわけだけど、この子目良すぎない??有能なんよいろいろと…仕事ができる男だな…。
そしてパズーとシータで見張り台の小さい乗り物で上空からゴリアテを見張るわけだけど、ドーラがシータに「戻っておいで」って声をかけてもシータはパズーと一緒にいることを選ぶところは、なんかシータの成長を感じる。今までシータは守られるばかりのお姫様、って感じの印象だったけど、ここからはシータも自分で道を選んでいくような、少し強くなっているイメージ。こういうちょっとした変化も、私の勝手な解釈ではありますが、面白いなあと感じます。
その後、ゴリアテに見つかってタイガーモス号はボコボコにされちゃって、パズーとシータが乗ってる小さい船は風に流されて「行くぞ!シータ!」と二人でラピュタに向かうシーン、ここもパズーが頼もしすぎて本気で10代前半の子どもに見えない。もはや子どもではない。雲の中にもぐった後のシーン、ここからも個人的には好きです。稲妻がめざましい音を鳴らしながら自分達のまわりを走ってて、ついにはパズー達の船に落下する。思わずパズーも目を閉じて、そっと開けると、亡くなったはずのお父さんが自分の前にいて、「こっちだよ」って言ってるかのように先導してくれる。このシーン、稲妻が落下した後、数秒間音がなくなって、パズーが「お父さん」って口パクになっているところ。ここもいろいろ考察しがいがあるなと思うんですが、私はこれは幻覚ではなくて、お父さんがきっとパズーを案内してくれたんだろうなと思っています。
そして奇跡的にラピュタに到着するわけですが、この到着した後のBGMも最っっ高に好き。最初の入りからめちゃくちゃ良いんですよ。キラキラしてて神秘的というのが曲で伝わってきて、雲で覆われてたラピュタがすーっと姿を現す。この後ホルンのソロが始まって、ラピュタの壮大感を表してるな~と感じる。ジブリは場面と曲がマッチしてて本当に好き。さすが久石さんです。。
そして場面はとんで、ロボットについていくパズーとシータのシーン、ここでも先程の曲が流れ始めますが、雰囲気がさっきとはまた違って少し悲しい感じです。その後また蜘蛛の巣?がはった大樹のシーンでは、壮大な雰囲気に移り変わります。
場面はとんで、軍隊がお宝を掘り出しているところで、もののけ姫のシシ神様みたいな物を運んでるシーンがあるんですよね。関連してるのかな~真意はわからないですが…。そしてシータはまたムスカ達に捕らわれてしまって、パズーが助けにいくけど、その前にちゃんとドーラ一家を解放してあげて、凄まじく頼もしくなってるなと。ドーラの手を縛られてる縄を切っている時、他の仲間達は周りの軍隊に気づかれないように白々しく知らんぷりしているところも好き(笑) ここのルイの表情もいいよね。
一方その頃のムスカ達、ムスカの子分2人が謎の空間においてかれるけど、ムスカは残酷な人間だとわかる。そもそも、ムスカって最初はシータには特に優しい感じだったけど、後半にかけて冷酷なところが露わになってますよね。あと、ムスカは石板に書かれている謎の文字を「読める…読めるぞ…!」って興奮してるけど、ムスカラピュタのことについてたくさん勉強してたのかな。ラピュタ語とかの資料がどこかにあったんだろうか…。ムスカも王族だから先祖から受け継がれてる何かがあったのかな~。そもそも、ムスカはなんでこんなにラピュタ固執してたんだろう。政府の密命を受けてると言ってるところがあるけど、そもそも政府もラピュタの存在を知ってるのも不思議。政府はラピュタを見つけてどうしたかったのか…ムスカとしては、自分の先祖はもともとラピュタ王家だったから、この俺が再度ラピュタ王になって世界を支配したかったんかな。
この後も急にムスカがモード入って、一緒にラピュタまで来た仲間達を海に落とす。シータは自分を狙ってた敵なのに、逃げてって叫ぶ。ここにもシータの人柄が表れてる。
あとシータを追いかけるムスカ普通に怖すぎ。歩くの早すぎるねん。小さい頃めっちゃ怖かった。
シータは逃げ場のない玉座の間にムスカと二人きりになるけど、ここのシータも前半とは全然違うように見える。守られてばかりのシータじゃなくて、自分から立ち向かってるし、ムスカと一緒に死ぬ覚悟さえしている強い女性が描かれてる。ムスカもさすがに怒りが達して、今まで優しく対応してたシータに対して長い髪の毛を銃で断髪。私はショートのシータの方が好きです、可愛い。あとムスカは単純に銃のスキルがすごすぎる。
シータとムスカが二人で会話するシーンで特徴的なのは

どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんのかわいそうなロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ!

オープニングの描写にもあったように、結局人々は地上で暮らすことになった歴史がある。シータも人間は大地で生きていく運命ということを分かっているようだけど、本当子どもながら考えがしっかりしている…。あとこの時のシータの表情も勇ましくて好き。そんな表情もするのね。そしてピンチになっているところにパズーが登場、ムスカにシータと話す時間を設ける交渉をして二人だけでこそこそ話すシーン。パズーはあんなにいつかラピュタを見つけることを目標にしていて、そんな念願叶ってラピュタにたどり着けたことはもう夢のような話でもっとラピュタの中をたくさん見たりしたかっただろうに、ラピュタを守るために滅びの言葉を言う決断をしてるってことだよね~。そしてこの時、ムスカサイドは弾の補充をしてたから、本気でこの二人を殺すつもりだったんかな。少なくともパズーは本気で殺しそうだけど、シータは本家の王女様だしってことでなんだかんだ殺さなそう。あまりにも言う事聞かないとなると容赦なく暴力とかふるいそうだけど。
そして二人で滅びの言葉「バルス」を唱えてラピュタが崩れる。この崩壊シーンでムスカも紛れて落ちてるの、昔は全然気づいてなかった。これ気づいている人案外少なそう。パズーとシータはラピュタに来る時に使用した小さい船でラピュタから脱出するけど、このラピュタから離れた後の二人の表情が何とも言えない。
最後、ドーラ一家と再会を果たすけど、ドーラもすっかり二人のことが好きになってるのもいい。自分の子供のように思ってたところもあるんじゃないかなあ。シータをぎゅーってハグして、最初はシータのことおっかけまわしてた敵だったとは思えない(笑)
その後バイバイしてエンディングに入るけど、この後がまた気になる~。小説版では少しこの後の話が書いてあるらしいので、今更ながらですがぜひ読んでみたいと思います。ラピュタは宇宙?にまでのぼっていって、きっともう誰も行けなくて、ムスカみたいに悪い奴に悪用されることもなく静かに浮いている存在になったんでしょうかね。やっぱり何回見ても好きだし、死ぬまでにまだまだ見ていきたいです。

 

と、誰が読むねんって感じのだらだら感想を書いてしまいましたが、もし読んでくださった方いたら、ここまで本当にありがとうございました!